ギャラリー仁家

岡野岬石(岡野浩二)氏の作品、ならびにイーゼル画会メンバーの作品等をご案内しています。電子画廊ギャラリー仁家

玉野だより

『玉野だより』2018.09.26 【王子が岳風景(19)】

投稿日:2019年4月18日 更新日:

この日は、ニコニコ岩にいく道の、昨日描いた場所に向う枝道の入口の少し入ったところでイーゼルを立てた。昨日の帰りに、見ておいたところだ。ここでは、2カ所描けるところがある。岩が近くて、画角が狭いので、F10号の縦構図で描く予定でキャンバスを用意した。広い所がないので、イーゼルを立てるのを苦労したが、歴戦の勇士はなんとか状況を乗り越えるものさ。

描いている時に、狸が近くをうろつき、置いていたもう1枚のキャンバスに興味をもっている。齧られるとたまらないので、追い払ったが、王子が岳は、野良猫に餌を与える人が多いので、猫が多い。猫の餌と、人慣れしているので、人間を恐れないのだろう。

以前は聞いたことがなかったが、近年、玉野の山はどの山でも猪が出没している。もちろん、王子が岳にもいて先日の日の出前の早朝、3~4匹の群に出遇った。野性の獣は、猪でも東伊豆での猿でも出遇うと気持悪いが、絵を描きにいく途中の道や、絵を描いている時は、恐くはない。〈美〉という大義は、人を強くする。

-玉野だより

執筆者:

関連記事

『玉野だより』2018.11.17 【波張崎風景(2)】

前日に続いてこの日も晴れ。瀬戸内は晴れの日が多いので、外光派の画家は助かる。 この日は、前日と同じ小さな砂浜で、同じ景色を、距離を少し引いてイーゼルを立てた。 絵の左側から廻り込んでこの浜に来たのだが …

『玉野だより』2018.12.01【番田の水門(2)】

この日は、番田の水門をモチーフに、再び、水際にイーゼルを立てた。当初は、土手の道の上で書くつもりだったが、構図がイマイチなので、水際に下り、前作より引いた場所で描くことにする。 描いている途中から、後 …

『玉野だより』 2019.06.20【迫川大池の水門(2)】

この日は、6月19日に描いた水門の角度を変えて、迫川大池の堤の上にイーゼルを立てた。水面は、風の方向や強さで、明度も、水面に映る池畔の様子も瞬時に変化する。変化が激しい時は、備忘録に撮っておく写真が、 …

『玉野だより』 2019.06.13【奥迫川風景(7)】

この日も、前日と同じ風景を、視点の角度を変えてイーゼルを立てた。 緑の色は、絵画として使おうとすると、非常に難しいが、自然はこともなげに階調も色も配置している。2010年(64歳)にイーゼル画(対象の …

瀬戸内百景(9)

9-1出崎風景(12,霧) P15号 2019年 25万円 9-2海辺の松(出崎,4) F10号 2019年 20万円 『玉野だより』 2019.03.20【出崎風景(12,霧)】 『玉野だより』 2 …

◯岡野岬石の資料蔵 (岡野岬石の情報ボックス・別サイト)

◯お問い合わせ

岡野岬石作品の価格について

 

 

*各記事はカテゴリー内の記事タイトルをクリックしてお読みいただけます。