ギャラリー仁家

岡野岬石(岡野浩二)氏の作品、ならびにイーゼル画会メンバーの作品等をご案内しています。電子画廊ギャラリー仁家

玉野だより

「玉野だより」 2018.09.17【神登山(しんとうざん)朝暘(1)】

投稿日:2019年4月20日 更新日:

この日は、月曜日だが休日で、前日に続いて中川さんに車で送って貰えない。そんな日は、妙見君に送迎を頼むので早朝も可能なので、朝5時前に迎えに来てもらって、王子が岳からの朝陽をねらって出た。

ポイントは以前の取材で決めてあって、王子が岳風景(1)と王子が岳風景(11)で描いた場所の近くだ。東屋の奥の小道をちょっと下りた斜面で、東側の山並と瀬戸内海の一部が遠望できる。気付きにくいビューポイントだが、誰かがよく来て時間を過ごすらしく、パイプ椅子が置いてある。日比の神登山(しんとうざん)が視界の正面に見え、その上に太陽が昇る絶好のポイントだ。

日の出前からセッティングし、太陽が顔を出すのを待っていたのだが、東の空は雲がかかっている。日の出から、かかっている雲に隠れる数分の間、モネの「印象・日の出」の絵のような、オレンジ色の太陽が顔を出した。

オレンジ色の太陽は、以前に見たことはあるが、イーゼルを立てた時に見たのは初めてだ。デジカメを忘れてきたので、携帯で写真を撮ったが、やはり一番明るい太陽は、白く写っている。一番明るい色をオレンジ色にすると、それに準じて画面が暗くなるが、それをどう克服するか……ともかく、急いで描ききった。

-玉野だより

執筆者:

関連記事

『玉野だより』2019.01.21 【出崎朝光(3)】

この日は、車で入れる出崎の最奥から、細い道を通って宇野側の小さな浜でイーゼルを立てた。こちら側の浜は、海からの風をまともに受けてキャンバスやパレットをあおられ、視線とタッチを中断され描きにくい。鼻の背 …

『玉野だより』2018.12.04 【番田風景(5)】

前日は雨で出られず。この日は、朝天気はあやしげで、霧がでていた。しかし、霧がでるときは、その後天気はくずれないことが多いので、前々日登った「番田の立石」の登山口の近くにイーゼルを立てた。黄葉の木の葉が …

『玉野だより』 2019.06.03【奥迫川風景(1)】

個展会場のマザーズは午後から開場なので、午前中は以前からの玉でのルーティン通りに中川さんに8時に迎えにきてもらい、奥迫川に描きに出かける。ここは、岡山市で玉野市ではないのだが、3月28日に山中の大山桜 …

『玉野だより』2018.07.01 【王子が岳風景(8)】

朝8時前、中川さんの車で王子が岳に出発、11時半頃明見君の迎え。今日は、イーゼル画会のメンバーの伊澤君が岡山から現地で合流した。写真は撮ったのだが、なぜか、USBメモリーにこの日と、7月2日の写真が保 …

『玉野だより』2018.12.05 【波張崎風景(3)】

この日は、波張崎の先端にある、江の浜港の堤防から、海浜の風景を描いた。 子供の時から獺越鼻(おそごえ)や渋川でよく見ていた、瀬戸内でありふれた海辺の景色だが、明るいオーカー色の崖と、白砂の浜と、緑の植 …

◯岡野岬石の資料蔵 (岡野岬石の情報ボックス・別サイト)

◯お問い合わせ

岡野岬石作品の価格について

 

 

*各記事はカテゴリー内の記事タイトルをクリックしてお読みいただけます。