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この日は、前日に続いて、玉比咩(たまひめ)神社の大岩の間に生えている松を、別アングルでイーゼルを立てた。松は寿命が短いらしく、松の大木は見たことがない。この松もあと何年かすれば、枯れるだろう。でも、この木の上部の岩の間に、また小さな松が生えているので、この松の存在のリンクは繋がっている。
セザンヌのサントヴィクトアールの絵も、モネの睡蓮の絵も、ゴッホのヒマワリの絵も、岸田劉生の切り通しの絵も、対象と画家が。その時その場に出遇い、そして、修行を積み、描写スキルを持った画家がキャンバスに定着しなければ、この世界に存在していない。イーゼル画でなければ描けなく、現成していないのだ。
私も、そのような絵が描きたい。