ギャラリー仁家

岡野岬石(岡野浩二)氏の作品、ならびにイーゼル画会メンバーの作品等をご案内しています。電子画廊ギャラリー仁家

玉野だより

『玉野だより』2018.10.02 【瀬戸内朝陽】

投稿日:2019年4月18日 更新日:

この日は、台風一過の快晴が続いたため、早朝、日の出海岸の砂浜に隣接する船着き場にイーゼルを立て、昇る朝日を待ち受ける。

目の前の、屏風島の距離が近いので、ナチュラルな視角で島と比較すれば、太陽が大きく見えるはずだ。ここと宇野港のどちらかで、海と朝日の絵を描くつもりだったが、28日のロケハンで、ここに決めてあった。

ここでも、予想通り、予定通り素晴らしい光に包まれて、描画した。世界存在は真・善・美の軌持(レール)に沿って動いている。イーゼル画を始めて、もう何度こんな経験をしたのだろう。経験を積んだ歴戦の勇士は、想定以上の状況に出遇っても、迷いも戸惑いもない。6時から7時までの1時間、迷いも、逡巡も、停滞も、ノッキングもなく、身心(しんじん)脱落、忘我脱魂でキャンバス上に筆を走らせた。これは、長年芸術の修行を積んできた者の、畢竟地(ひっきょうち)だ。

画家にとって、描画の対価はすでに現場で支払われている。

-玉野だより

執筆者:

関連記事

『玉野だより』 2019.01.26【王子が岳風景(25)】

この日は曇り、出崎は朝陽が射している方がいいので予定を変え、王子が岳に向かった。前に一度描いた場所だが、「番田の立石」をいつか登って、2、30号で描きたいと思っているので、似たような風景の予行演習の意 …

『玉野だより』 2019.01.23【浜辺の松(出崎1)】

『玉野だより』 2019.01.23【浜辺の松(出崎1)】 この日も、同じ浜での3日目。同じポイントの少し後方の浜辺の松をモチーフにイーゼルを立てる場所をさがす。海辺の崖や砂浜での松は瀬戸内では子供の …

『玉野だより』2018.12.05 【波張崎風景(3)】

この日は、波張崎の先端にある、江の浜港の堤防から、海浜の風景を描いた。 子供の時から獺越鼻(おそごえ)や渋川でよく見ていた、瀬戸内でありふれた海辺の景色だが、明るいオーカー色の崖と、白砂の浜と、緑の植 …

『玉野だより』2018.09.27 【王子が岳風景(20)】

この日は、昨日描いた場所の奥で、同じ岩を、角度の違う方向から描いた。イーゼルを立てる場所が、限られているために、同じ方向の視界に、対象とキャンバスが入らず、描きにくいが、アトリエ画と違って、イーゼル画 …

「玉野だより」 2018.09.13【王子が岳風景(12)】

2018年9月13日、王子が岳にて 今回の玉野滞在は9月11日から10月7日までであったのだが、前回の王子が岳に続いて今回もまだ、王子が岳にイーゼルを立てた。まだまだ描き残している場所は多く王子が岳の …

◯岡野岬石の資料蔵 (岡野岬石の情報ボックス・別サイト)

◯お問い合わせ

岡野岬石作品の価格について

 

 

*各記事はカテゴリー内の記事タイトルをクリックしてお読みいただけます。