ギャラリー仁家

岡野岬石(岡野浩二)氏の作品、ならびにイーゼル画会メンバーの作品等をご案内しています。電子画廊ギャラリー仁家

玉野だより

『玉野だより』2018.09.28 【瀬戸内夕照(2)】

投稿日:2019年4月18日 更新日:

この作品は、午前中の快晴に続いて午後も快晴のため、落日間際の瀬戸内風景を描きに、急遽、4時頃タクシーで(明見君とは連絡つかず、中川さんは都合がつかなかったため)王子が岳に出かけた。イーゼルを立てた場所は〈瀬戸内夕照(1)〉と同じ場所。太陽の位置が〈瀬戸内夕照(1)〉の位置より高い時間に合せて、現場に着いた。

16時39分から17時37分まで、筆を走らせながら、空の色と反射する海と児島の町の屋根に反射する光が変わるために、備忘録でデジカメで多くの写真を撮っておいたが、絞りを変え何枚撮っても、当たり前だが、裸眼で見ているようには撮れない。

しかし、この日の落日は最高だった。そして、それに出合い、そこでキャンバスを立てることが出来たのは、画家としてなんと幸せなことだろう。チャンスの神さまの前髪をシッカリと摑むことが出来たのだ。

以前、東伊豆に借家を借りて柏と往復してイーゼル画を始めた頃、一度伊豆スカイラインで駿河湾方向の夕景に出遇ったことがある。光る海と、光る屋根、黄昏れ色の光が私を含めた、全ての物を包んでいる。こんな、風景と光で、一度はイーゼルを立ててみたいとおもっていた、同じ光の中だ。仏教に涅槃寂静という言葉があるが、こういう時間のことか。夢中に、無心に筆を走らせた。

-玉野だより

執筆者:

関連記事

『玉野だより』2018.12.09 【玉比咩神社の松(1)】

この日は、自転車にジュリアンボックスを後ろかごにしばり、前かごにキャンバスをのせて、アトリエの近くの、玉比咩(たまひめ)神社の大岩の間に生えている松を描きにでかけた。この岩は、神社の境内にあって、神社 …

『玉野だより』 2019.03.25【海辺の松(出崎5)】

この日は、丸山の手前にイーゼルを立てた。この場所は以前にロケハンしていたのだが、この時期、下草が枯れ色になっているので、昨日描いた松と同じく、松の緑が美しい。描いていて、途中で気付いたのだが、左手前に …

『玉野だより』 2019.06.29【ネムの花咲く池(2)】

この日は、『ネムの花咲く池』の2枚目を描きに、前日と同じポイントに出かけた。イーゼルを立てられる場所が狭くて、ネムノキを画面に入れようとすると。視角も限定されて1枚目と同じような画面になってしまう。 …

『玉野だより』2019.01.27 【出崎風景(丸山1)】

この日は、出崎の車で入れる最奥の、山田側の浜辺でイーゼルを立てた。丸山という砂州で繋がった島で、室町時代に城があったという、本当かどうかややあやしいげな石碑が立っている。この石碑の由来や、立てた人物の …

『玉野だより』2018.09.27 【王子が岳風景(20)】

この日は、昨日描いた場所の奥で、同じ岩を、角度の違う方向から描いた。イーゼルを立てる場所が、限られているために、同じ方向の視界に、対象とキャンバスが入らず、描きにくいが、アトリエ画と違って、イーゼル画 …

◯岡野岬石の資料蔵 (岡野岬石の情報ボックス・別サイト)

◯お問い合わせ

岡野岬石作品の価格について

 

 

*各記事はカテゴリー内の記事タイトルをクリックしてお読みいただけます。